個別指導塾の料金相場は?小中高の月謝とFP石川メソッドで見る実質コスト

個別指導塾の料金相場を学年別に整理した解説インフォグラフィック|小中高の月謝と表面費用・実質コストの判断軸をファイナンシャル・プランナー石川 恵美が解説

答え:個別指導塾の料金相場は、学年・講師タイプ・講師1人あたりの生徒数で大きく分かれ、月額おおよそ1.5万〜5万円が中心です。学生講師・1対2以上なら小中学生で月1.5〜2.5万円、プロ講師・1対1なら高校生で月3〜5万円が目安になります。ただし入会金・教材費・季節講習費を含めた年間総額は月謝の14〜18か月分に膨らむことが多く、月謝だけで判断すると実際の負担を読み違えます。文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」は集団授業と個別指導を区別しないため、各社の公開料金を起点に個別指導の相場を把握する必要があります。

個別指導塾は「子ども一人ひとりに合わせられる」一方で、同じ通塾日数でも集団塾の1.5〜2倍の料金になりやすい形態です。しかも料金表に並ぶ「1コマあたりの授業料」は氷山の一角で、入会金・教材費・季節講習費・模試費を足した年間総額で見ると、月謝の印象とは大きく異なる負担が見えてきます。「個別指導塾の料金は月いくら」という単一の答えだけでは、小学生か高校生か、1対1か1対3か、学生講師かプロ講師かで2〜3倍に分かれる実態をとらえきれません。

本記事では、小学生・中学生・高校生それぞれの個別指導の料金相場を整理したうえで、個別指導特有の料金体系の仕組みを分解し、大手個別指導塾の料金水準を比較します。そのうえで、石川メソッドの「表面費用×実質コスト」の2軸で、料金表の数字と実際の家計負担のズレを見抜く判断軸を提示します。

FP

石川 恵美からのひとこと

個別指導塾の相談で最も多いのが「月謝は集団塾と大差なかったのに、年間で計算したら倍近くかかっていた」という声です。原因は、コマ数の追加・季節講習の受講コマ増・教材の買い足しが、入塾後にじわじわ積み上がること。私はいつも、契約前に「このコマ数を1年続けたら年間総額はいくらか」を必ず先に計算するようお伝えしています。この記事では、月謝の数字だけでは見えない個別指導の本当のコスト構造を、入塾前に把握するための視点を整理しました。

個別指導塾の料金相場は月いくらか

個別指導塾の料金相場は、学年が上がるほど高くなり、月額で小学生1.5〜3万円、中学生1.5〜3.5万円、高校生2〜5万円が中心レンジです。同じ学年でも「1対1かグループ型か」「学生講師かプロ講師か」で1コマ単価が変わり、料金は1.5〜2倍に開きます。年間総額は授業料だけでなく入会金・教材費・季節講習費を含めて見る必要があります。

個別指導塾の料金は、3つの要素の掛け算で決まります。1つ目は学年(小・中・高で1コマ単価が上がる)、2つ目は講師タイプ(大学生などの学生講師か、社会人のプロ講師か)、3つ目は講師1人あたりの生徒数(1対1か、1対2・1対3のグループ型か)です。この3要素の組み合わせで、同じ「週1回・90分」でも料金は大きく変わります。

01

学年で1コマ単価が上がる

小学生→中学生→高校生の順に単価が上昇。高校生はカリキュラムの専門性が高く、最も高くなります。

02

講師タイプで1.3〜1.5倍

学生講師は比較的安く、社会人のプロ講師は高め。同じ1対1でも単価が1.3〜1.5倍ほど変わります。

03

生徒数で1コマ単価が下がる

1対1が最も高く、1対2・1対3のグループ型は生徒1人あたりの単価が下がります。

これらを踏まえた、学年別の月額料金のおおよその相場は以下の通りです。週1〜2回・1教科を基準にしたレンジで、料金は授業料(月謝)部分のみを示しています。

学年グループ型(1対2〜1対3)1対1(学生〜プロ)受講ペースの目安
小学生月1.0〜2.0万円月1.8〜3.0万円週1〜2回・1〜2教科
中学生月1.5〜2.5万円月2.5〜3.5万円週1〜2回・1〜2教科
高校生月2.0〜3.5万円月3.0〜5.0万円週1〜2回・1〜2教科

レンジは大手個別指導塾(東京個別指導学院・明光義塾・個別教室のトライ・TOMAS・臨海セミナー個別指導等)の公開料金および比較メディア掲載の月額目安を組み合わせた概算です。授業料部分のみで、入会金・教材費・季節講習費・施設維持費は含みません。実額はコマ数・教科数・地域・キャンペーンによって変動します。

表の通り、個別指導塾の料金は「学年×講師タイプ×生徒数」で2〜3倍の幅に分かれます。ここで注意したいのは、この月額はあくまで通常授業の月謝であり、家計が実際に支払う年間総額とは別物だという点です。年間総額の見方は本記事の後半、表面費用の章で詳しく分解します。

学年別の個別指導塾の料金相場(小学生・中学生・高校生)

学年別に見ると、個別指導塾の月額相場は小学生1.0〜3.0万円、中学生1.5〜3.5万円、高校生2.0〜5.0万円が中心です。中学生は高校受験対策で教科数が増えやすく、高校生は科目の専門性とプロ講師の比率が上がるため、学年が上がるほど月額も年間総額も大きくなります。

小学生の個別指導の料金相場

小学生の個別指導は、月額1.0〜3.0万円が中心レンジです。グループ型(1対2〜1対3)なら月1.0〜2.0万円、1対1なら月1.8〜3.0万円が目安になります。小学生は中学受験を見据えるかどうかで料金が変わり、受験対策に踏み込むと教科数とコマ数が増え、月3万円を超えることもあります。学習習慣づけや苦手補強が目的であれば、週1回・1教科から始めて様子を見るご家庭が多い印象です。小学生の塾代全体の相場は小学生の塾代月平均ガイドで詳しく整理しています。

中学生の個別指導の料金相場

中学生の個別指導は、月額1.5〜3.5万円が中心レンジです。グループ型で月1.5〜2.5万円、1対1で月2.5〜3.5万円が目安です。中学生は高校受験対策として英語・数学の2教科を軸に、学年が上がると国語・理科・社会を追加するケースが増え、中3では教科数とコマ数の増加で月額が上振れしやすくなります。比較メディアの集計では、個別指導の中学生の月額平均は2.5〜2.7万円前後に収れんする傾向が見られます。高校受験までの塾代の連続性は中学生の塾代月平均ガイドもあわせてご参照ください。

高校生の個別指導の料金相場

高校生の個別指導は、月額2.0〜5.0万円が中心レンジです。グループ型で月2.0〜3.5万円、プロ講師の1対1や大学受験対応では月3.0〜5.0万円に達します。高校生は科目の専門性が高く、プロ講師の比率が上がるため、3学年の中で最も単価が高くなります。比較メディアの集計でも、個別指導の高校生の月額平均は3.4万円前後と、中学生を1万円ほど上回る水準です。大学受験を見据えた塾代の全体像は高校生の塾代月平均ガイドで、塾選びの判断軸を体系化した姉妹サイトの藤原メソッド完全解説もあわせてご参照ください。

個別指導塾の料金体系の仕組み(1対1・1対2・1対3で変わる単価)

個別指導塾の料金は「1コマ単価×コマ数」が基本で、1コマ単価は講師1人が同時に見る生徒数で変わります。1対1が最も高く、1対2・1対3のグループ型は生徒1人あたりの単価が下がります。料金表の月謝はコマ数が固定された前提の金額であり、コマを追加すると料金は比例して増えます。

個別指導塾の料金体系は、集団塾の「月額定額・人数無関係」とは根本的に異なります。集団塾は1つの教室に多人数を集めて1人の講師が教えるため、講師の人件費を生徒全員で分担できます。一方、個別指導は講師1人が見る生徒数が1〜3人と少ないため、講師の人件費を少人数で負担することになり、生徒1人あたりの単価が高くなります。これが個別指導の料金が集団塾より高くなる構造的な理由です。

1対1:単価は最も高い

講師を生徒が独占するため、1コマ単価が最も高くなります。理解の遅れや特定科目の集中対策に向きますが、年間総額も大きくなります。

1対2:標準的なバランス型

講師が2人の生徒を交互に見る形式。演習時間を挟むため、1対1より単価が下がり、多くの個別指導塾の標準コースです。

1対3:単価を抑えた形式

講師が3人を見る形式で、1人あたりの単価は最も低くなります。自学の比重が増えるため、自己管理ができる生徒に向きます。

料金表に書かれた月謝は、特定のコマ数(例:週1回・月4コマ)を前提にした金額です。実際には「英語と数学の2教科」「テスト前にコマを追加」といった形でコマ数が増え、その分だけ月謝も比例して増えます。入塾時の月謝の印象でコマ数を決めると、教科追加やコマ増のたびに負担が膨らむため、最初から「最大でどのコマ数まで増えうるか」を想定しておくことが大切です。個別指導の料金がなぜ高いのかを単価の中身から掘り下げた内容は個別指導塾はなぜ高いのかで、集団塾との料金・効果の比較は個別指導と集団指導の比較で詳しく解説しています。

大手個別指導塾の料金と臨海セミナー個別指導の位置づけ

大手個別指導塾の料金は、料金を公開している塾と「要問い合わせ」の塾が混在し、横並び比較が難しいのが実情です。臨海セミナー個別指導(臨海セレクト)は学年別の月額目安や入塾金を公開しており、料金の見通しを立てやすい点が特徴です。各社の料金は学年・コマ数・地域で変動するため、必ず最新の公開情報で確認します。

臨海セミナー個別指導(臨海セレクト)の料金体系

臨海セミナー個別指導(臨海セレクト)は、首都圏・神奈川を中心に展開する臨海セミナーの個別指導部門です。公開されている料金目安では、入塾金は16,500円(税込)、中学生は月額10,780円(税込)から、高校生は月額13,980円(税込)からとされ、学年やコース・科目数に応じて段階的に設定されています。比較メディアの集計による月額の利用者平均は、小学生で約1.7万円、中学生で約2.7万円、高校生で約3.4万円という水準が示されています。料金の起点となる金額が公開されているため、入塾後の総額を試算しやすい点は、家計設計の観点からは見通しを立てやすい要素です。

出典:臨海セミナー個別指導(臨海セレクト)に関する公開料金情報および比較メディア掲載の月額目安(2026年時点)。記載の金額は学年・コース・科目数・地域・時期によって変動します。教材費・季節講習費・施設維持費は別途必要となる場合があるため、正確な金額は各教室の公開情報・見積りで確認してください。

大手個別指導塾の料金比較

臨海セミナー個別指導以外の大手個別指導塾も、それぞれ料金体系に特徴があります。以下は各社の公開情報・比較メディア掲載の目安をもとにした概観で、いずれも学年・コマ数・地域で変動するため、最終的には各社の最新情報で確認する前提です。

東京個別指導学院

1対1または1対2を選べる個別指導塾で、料金は学年・コマ数・講師指名の有無などに応じて個別見積りとなる方式が中心です。中学生で月2〜3万円台、高校生で月3〜4万円台が目安として案内されることが多く、コマ単位で組み立てる料金設計です。

明光義塾

全国展開する個別指導塾で、1対複数のグループ型を基本とします。中学生で月1.5〜2.5万円台が目安とされ、グループ型のため大手の中では比較的抑えめの料金水準に位置づけられます。コマ数の追加や季節講習で年間総額が変わる点は他社と共通です。

TOMAS

進学指導に特化した1対1専門の個別指導塾で、難関校受験対応の比率が高い分、料金は高めの水準です。中学生で月3〜4万円台、高校生で月4〜6万円台が目安として案内されることが多く、1対1専門ゆえに単価が上振れしやすい設計です。

個別教室のトライ

全国展開するマンツーマン(1対1)中心の個別指導塾で、料金は学年・コマ数に応じた個別見積り方式が基本です。コースや講師タイプの選択肢が幅広く、料金は問い合わせ・見積りで確定するケースが多いため、提示された金額を年間総額に換算して比較することが重要です。

各社の料金は公開情報・比較メディア掲載の目安(2026年時点)に基づく概観で、実額はコース・コマ数・地域・キャンペーンにより変動します。正確な金額は各社の最新の公開情報・見積りで確認してください。

大手個別指導塾の料金は全国一律ではなく、地域ごとの教室展開や競合状況によっても水準が変わります。神奈川県内に絞った場合の個別指導塾を含む主要塾類型の比較は、姉妹サイトの神奈川県の高校受験塾の徹底比較でも整理しているため、首都圏で塾選びを進めるご家庭はあわせてご参照ください。

個別指導塾の選び方の判断軸

料金水準だけで個別指導塾を選ぶと、入塾後の総額や指導形式とのミスマッチで後悔しやすくなります。料金と中身を合わせて見る判断軸を、チェックリストとして整理します。

  • 月謝ではなく「年間総額」で比較する(入会金・教材費・季節講習費を含む)
  • 1対1か1対2・1対3かを、子どもの自己管理力と予算で選ぶ
  • 学生講師かプロ講師かで単価が変わることを把握する
  • 季節講習が「任意」か「事実上必須」かを入塾前に確認する
  • 料金の起点(入塾金・最低月額)が公開されているかを確認する

表面費用:個別指導塾の年間総額を分解する

個別指導塾の表面費用は、月謝(授業料)だけでなく、入会金・教材費・季節講習費・模試費・施設維持費を合算した年間総額で見ます。とくに季節講習費は通常月の月謝の1〜2か月分が上乗せされることが多く、年間総額は月謝の14〜18か月分に膨らむのが一般的です。

石川メソッドの第1軸は「表面費用」です。これは、塾に支払うことになるすべての費用を、月謝だけでなく年間総額として漏れなく把握することを指します。個別指導塾の費用は、通常授業の月謝以外に複数の項目が積み上がるため、月謝だけを見ていると年間総額を1〜2割低く見積もってしまいます。

費用項目内容年間の目安
入会金入塾時に1回のみ1.5〜2.2万円(初年度のみ)
授業料(月謝)通常授業のコマ料金月謝×12か月
教材費テキスト・問題集年1〜3万円
季節講習費春・夏・冬の講習月謝の1〜2か月分相当
模試・テスト費定期的な学力測定年0.5〜2万円
施設維持費毎月または年数回年1〜2万円

費用項目と目安は大手個別指導塾の公開料金・比較メディア掲載情報をもとにした概算です。塾・コース・地域によって項目名や金額は異なり、施設維持費や教材費を授業料に含む塾もあります。

とくに注意したいのが季節講習費です。個別指導塾の季節講習は「希望者のみ」と案内されながら、実際にはほぼ全員が一定コマ数を受講する運用になっていることがあります。夏期講習でまとまったコマ数を追加すると、その月だけ通常月謝の2〜3倍の支払いになることも珍しくありません。年間総額を試算するときは、季節講習を「事実上必須の固定費」として組み込んでおくと、後から予算が崩れるのを防げます。季節講習費そのものの相場は、別途夏期講習の費用ガイドで詳しく扱っています。

書影:石川メソッド ── 払える、より、払い続けられる。

著者の書籍より

石川メソッド ── 払える、より、払い続けられる。

著者:石川 恵美

個別指導塾で「希望者のみ」と案内された季節講習が、実際には全員参加に近い状況になっていることがあります。これが通常月謝と年間総額の差を生む最大の要因です。本書では、季節講習・教材費・コマ追加まで含めた年間総額を、入塾前に把握するための質問リストを提示しています。

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実質コスト:表面費用と実質コストはなぜ違うか

個別指導塾の実質コストは、表面費用から割引・還元を差し引き、さらに「実際に通うコマ数」を反映した、家庭が本当に負担する金額です。兄弟割引・友人紹介・早期申込割引などの還元を網羅し、必要なコマ数まで絞り込むことで、表面費用より年間で数万円単位の差が生まれます。

石川メソッドの第2軸は「実質コスト」です。これは、表面費用(年間総額)から、各塾の割引・還元制度を差し引き、さらに「本当に必要なコマ数」に絞った後の、家庭が実際に負担する金額を指します。個別指導塾はコマ数を柔軟に増減できる分、表面費用と実質コストの差が集団塾より大きく出やすい形態です。

1

割引・還元制度を網羅する

兄弟割引・友人紹介割引・早期申込割引・継続割引など、適用できる制度をすべて確認し、年間総額から差し引く。

2

本当に必要なコマ数まで絞る

苦手科目だけ個別、得意科目は自学や映像に切り替えるなど、個別指導が効く科目にコマを集中させて無駄を削る。

3

実質コストで他形態と比較する

割引適用後・必要コマ数ベースの実質コストを、集団塾や映像授業と同じ条件で並べて比較する。

個別指導の実質コストを下げる鍵は、「個別指導が効く科目に絞る」ことです。すべての科目を1対1でカバーしようとすると、表面費用も実質コストも一気に膨らみます。苦手科目や理解の遅れている単元に個別指導を集中させ、得意科目は集団塾・映像授業・自学に振り分けると、同じ成果でも年間総額を抑えられます。個別指導の単価がなぜ高くなるのか、その内訳を理解しておくと、どの科目に投資すべきかの判断がしやすくなります。

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同じ個別指導でも、コマの配分と割引の使い方で年間総額は数万円単位で変わります。本書では、表面費用から実質コストへ落とし込むための割引チェックと、個別指導が効く科目の見極め方を、家計の視点から整理しています。

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よくある質問

Q個別指導塾の料金相場は月いくらですか?

個別指導塾の料金相場は、学年・講師タイプ・講師1人あたりの生徒数で分かれ、月額1.5万〜5万円が中心です。学年別では小学生1.0〜3.0万円、中学生1.5〜3.5万円、高校生2.0〜5.0万円が目安で、グループ型(1対2〜1対3)は安く、プロ講師の1対1は高くなります。ただしこれは授業料(月謝)のみで、入会金・教材費・季節講習費を含めた年間総額は月謝の14〜18か月分に膨らむため、年間総額で比較することが重要です。

Q中学生の個別指導塾の相場はいくらですか?

中学生の個別指導は、月額1.5〜3.5万円が中心です。グループ型で月1.5〜2.5万円、1対1で月2.5〜3.5万円が目安で、比較メディアの集計では月額平均2.5〜2.7万円前後に収れんする傾向があります。中3になると高校受験対策で教科数とコマ数が増え、月額が上振れしやすくなります。年間では入会金・教材費・季節講習費を加えるため、月謝の14〜18か月分を見込んでおくと安心です。

Q高校生の個別指導塾の月謝はいくらですか?

高校生の個別指導は、月額2.0〜5.0万円が中心です。グループ型で月2.0〜3.5万円、プロ講師の1対1や大学受験対応では月3.0〜5.0万円に達します。比較メディアの集計では月額平均3.4万円前後と、中学生を1万円ほど上回ります。高校生は科目の専門性が高くプロ講師の比率が上がるため、3学年の中で最も単価が高くなります。大学受験対応で複数科目を取ると、さらに上振れします。

Q個別指導塾の料金はなぜ集団塾より高いのですか?

個別指導は講師1人が見る生徒数が1〜3人と少なく、講師の人件費を少人数で負担するため、生徒1人あたりの単価が高くなります。多人数で人件費を分担できる集団塾に比べ、1対1なら同じ通塾日数で1.5〜2倍の料金になりやすい構造です。料金の高さの内訳と、その料金に見合う使い方については、個別指導塾はなぜ高いのかを解説した記事で詳しく扱っています。

Q個別指導塾の表面費用と実質コストはどう違いますか?

表面費用は、月謝に入会金・教材費・季節講習費・模試費・施設維持費を加えた年間総額です。実質コストは、そこから兄弟割引・紹介割引・早期申込割引などの還元を差し引き、さらに本当に必要なコマ数まで絞った後の、家庭が実際に負担する金額です。個別指導はコマ数を柔軟に増減できるため、必要な科目に絞るだけで表面費用より年間で数万円単位の差が生まれます。

まとめ:石川メソッドで個別指導塾の料金を判断する

個別指導塾の料金は、月謝の数字ではなく「年間総額(表面費用)」と「割引・必要コマ数を反映した実質コスト」の2軸で判断します。学年・講師タイプ・生徒数で2〜3倍に分かれる相場を踏まえ、季節講習を固定費として組み込み、個別指導が効く科目に絞ることで、料金に見合う使い方ができます。

本記事の整理ポイント

1. 料金は3要素の掛け算で決まる

学年×講師タイプ×講師1人あたりの生徒数で、月額は2〜3倍に分かれる。同じ「週1回」でも料金は大きく変わる。

2. 月謝ではなく年間総額で見る

入会金・教材費・季節講習費を加えると、年間総額は月謝の14〜18か月分に膨らむ。季節講習は固定費として組み込む。

3. 公開料金のある塾は試算しやすい

臨海セミナー個別指導のように料金の起点が公開されている塾は、入塾後の総額を見積もりやすく、家計設計に向く。

4. 個別が効く科目に絞って実質コストを下げる

苦手科目に個別を集中させ、得意科目は集団・映像・自学に振り分けると、同じ成果で年間総額を抑えられる。

個別指導塾の料金を判断するステップ

1

年間総額(表面費用)を試算する

月謝×12に、入会金・教材費・季節講習費・模試費・施設維持費を加えて年間総額を出す。

2

割引と必要コマ数で実質コストに直す

適用できる割引を網羅し、個別が効く科目に絞って、家庭が本当に負担する実質コストを確定する。

3

家計に収まるかを判定する

実質コストを世帯の教育費予算と照らし、継続して払い続けられる水準かを判定する。

石川メソッドの詳細はこちら

個別指導塾の料金は、表面費用と実質コストに加え、世帯収入や他の教育費とのバランスを見る「家計適合」まで通すと、より長く払い続けられる選択になります。表面費用×実質コスト×家計適合の三軸でできた石川メソッドの全体像は、石川メソッドの解説ページで詳しくご確認いただけます。

関連する塾代ガイド

本サイトでは学年・形態別の塾代を整理した記事をシリーズとして公開しています。個別指導の料金をより深く理解したいご家庭は、合わせて以下の記事もご参照ください。

執筆者の発信情報

本記事は、教育費を専門領域とするファイナンシャル・プランナーで、日本進学教育研究機構認定 教育費アドバイザーの石川 恵美が執筆しています。プロフィールと認定情報は認定アドバイザー紹介ページ、教育費に関する継続的な発信は石川 恵美のnoteでご確認いただけます。

書影:石川メソッド ── 払える、より、払い続けられる。

著者の書籍より

石川メソッド ── 払える、より、払い続けられる。

著者:石川 恵美

個別指導塾は、コマ数の自由度が高いぶん、料金が家計に与える影響を見通しにくい形態です。本書では、表面費用・実質コスト・家計適合の三軸で、払える金額ではなく払い続けられる金額から塾を選ぶ考え方を、具体的なチェックリストとともに解説しています。

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