答え:個別指導塾の料金相場は、学年・講師タイプ・講師1人あたりの生徒数・受講回数で決まります。公開料金の例では、明光義塾(神奈川・90分授業)の週1回が中学生で月16,500〜18,700円、高校生で月18,700〜20,900円、臨海セレクトの単科(100分・週1コマ)が中学生で月15,500円〜、高校生で月19,400円〜です。ただし、文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」(2026年1月16日訂正版)の公立中3 補助学習費が390,000円であることと突き合わせると、通塾する家庭では講習費・教材費が加わるため、月謝だけで判断すると実際の家計負担を低く見積もる結果になります。教育費アドバイザーの石川 恵美が、表面費用×実質コスト×家計適合の3軸で個別指導塾の料金相場を判定します。
個別指導塾の料金は、料金表に並ぶ「1コマあたりの授業料」だけでは判断できない形態です。月謝の見かけは集団塾と大差なくても、入会金・教材費・季節講習費・施設維持費を加えた年間総額は月謝×12か月を上回ります。さらに、講師1人が見る生徒数(1対1〜1対3)と講師タイプ(学生講師・社員講師・プロ講師)の組み合わせで、同じ「週1回・90分」でも料金は大きく開きます。「個別指導塾の料金は月いくら」という単一の答えだけでは、小学生から浪人までの料金幅をとらえきれません。
本記事では、まず個別指導塾の月額相場と料金体系の仕組みを整理し、小学生・中学生・高校生それぞれの料金相場を学年別に分解します。臨海セミナー個別指導(臨海セレクト)の公開料金を独立した章で確認したうえで、明光義塾・東京個別指導学院・TOMAS・トライ・武田塾など主要個別指導塾の料金体系を並列比較。後半では、文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」と明光義塾の公開授業料を突き合わせた石川メソッド3軸独自再集計表で、表面費用と実質コストのギャップから家計適合まで判定します。
目次
個別指導塾の料金相場は月いくらか
個別指導塾の料金は学年が上がるほど高くなります。公開料金の例では、明光義塾(神奈川・90分授業)の週1回は小学生で月12,100〜14,300円、中学生で月16,500〜18,700円、高校生で月18,700〜20,900円です。同じ学年でも「1対1かグループ型か」「講師のタイプ」「週何回か」で料金は変わります。年間総額は授業料だけでなく入会金・教材費・季節講習費を含めて見る必要があります。
個別指導塾の料金は、3つの要素の掛け算で決まります。1つ目は学年(小・中・高で1コマ単価が上がる)、2つ目は講師タイプ(大学生などの学生講師か、社会人のプロ講師か)、3つ目は講師1人あたりの生徒数(1対1か、1対2・1対3のグループ型か)です。この3要素の組み合わせで、同じ「週1回・90分」でも料金は大きく変わります。
学年で1コマ単価が上がる
小学生→中学生→高校生の順に単価が上昇。高校生はカリキュラムの専門性が高く、最も高くなります。
講師タイプで単価が変わる
学生講師は比較的安く、社会人のプロ講師は高め。同じ1対1でも講師によって単価が変わる塾があります。
生徒数で1コマ単価が下がる
1対1が最も高く、1対2・1対3のグループ型は生徒1人あたりの単価が下がります。
これらを踏まえた、学年別の月額料金のおおよその相場は以下の通りです。週1〜2回・1教科を基準にしたレンジで、料金は授業料(月謝)部分のみを示しています。
| 学年 | 明光義塾(神奈川・90分・週1回) | 臨海セレクト(単科100分・週1コマ) | 森塾(首都圏・週1回) |
|---|---|---|---|
| 小学生 | 月12,100〜14,300円 | 月12,500円(小3〜小6) | 月5,880円〜 |
| 中学生 | 月16,500〜18,700円 | 月15,500〜18,100円 | 月11,700円〜 |
| 高校生 | 月18,700〜20,900円 | 月19,400〜19,900円 | 月15,300円〜 |
出典:明光義塾「授業料シミュレーション」(神奈川県)/臨海セミナー個別指導 臨海セレクト「授業料」/森塾「授業料」(首都圏校舎・週1回・月3回授業の場合)。いずれも税込の授業料で、入会金・教材費などは別(2026年11月3日確認)
表の通り、個別指導塾の料金は塾・学年・授業時間・回数で異なります。ここで注意したいのは、この月額はあくまで通常授業の月謝であり、家計が実際に支払う年間総額とは別物だという点です。年間総額の見方は本記事の後半、表面費用の章で詳しく分解します。
料金は3要素の掛け算で決まる
個別指導塾の料金は「学年×講師タイプ×講師1人あたりの生徒数」の3要素で料金が分かれる。同じ「週1回」でも塾・授業時間で料金が開く構造。
公開料金は中学生で月1.5万〜1.9万円前後から
明光義塾・臨海セレクトの週1回の公開料金は中学生で月15,500〜18,700円、高校生で月18,700〜20,900円。回数・教科を増やすと月謝は比例して上がる。
個別指導塾の料金は何で決まるか(1対1・1対2・1対3で変わる単価)
個別指導塾の料金は「1コマ単価×コマ数」が基本で、1コマ単価は講師1人が同時に見る生徒数で変わります。1対1が最も高く、1対2・1対3のグループ型は生徒1人あたりの単価が下がります。料金表の月謝はコマ数が固定された前提の金額であり、コマを追加すると料金は比例して増えます。集団塾より高くなる構造的な理由は、講師の人件費を少人数で分担するためです。
個別指導塾の料金体系は、集団塾の「月額定額・人数無関係」とは根本的に異なります。集団塾は1つの教室に多人数を集めて1人の講師が教えるため、講師の人件費を生徒全員で分担できます。一方、個別指導は講師1人が見る生徒数が1〜3人と少ないため、講師の人件費を少人数で負担することになり、生徒1人あたりの単価が高くなります。これが個別指導の料金が集団塾より高くなる構造的な理由です。
個別指導塾の月謝は通塾回数にほぼ比例します。明光義塾(神奈川・90分授業)の中3は週1回で月18,700円、週2回で月33,000円、週3回で月46,200円で、回数を増やすほど家計への影響が大きくなります。
出典:明光義塾「授業料シミュレーション」(神奈川県)(2026年11月3日確認)
1対1:単価は最も高い
講師を生徒が独占するため、1コマ単価が最も高くなります。理解の遅れや特定科目の集中対策に向きますが、年間総額も大きくなります。
1対2:標準的なバランス型
講師が2人の生徒を交互に見る形式。演習時間を挟むため、1対1より単価が下がり、多くの個別指導塾の標準コースです。
1対3:単価を抑えた形式
講師が3人を見る形式で、1人あたりの単価は最も低くなります。自学の比重が増えるため、自己管理ができる生徒に向きます。
料金表に書かれた月謝は、特定のコマ数(例:週1回・月4コマ)を前提にした金額です。実際には「英語と数学の2教科」「テスト前にコマを追加」といった形でコマ数が増え、その分だけ月謝も比例して増えます。入塾時の月謝の印象でコマ数を決めると、教科追加やコマ増のたびに負担が膨らむため、最初から「最大でどのコマ数まで増えうるか」を想定しておくことが大切です。個別指導の料金がなぜ高いのかを単価の中身から掘り下げた内容は個別指導塾はなぜ高いのかで、集団塾との料金・効果の比較は個別指導と集団指導の比較で詳しく解説しています。
小学生の個別指導塾の料金相場
小学生の個別指導塾の料金は、公開料金の例で明光義塾(神奈川・90分授業)の週1回が小1〜小4 月12,100円・小5 月13,200円・小6 月14,300円、臨海セレクトの単科(小3〜小6・100分・週1コマ)が月12,500円、森塾が月5,880円〜です。中学受験を見据えるかどうかで料金が大きく変わり、受験対策に踏み込むと教科数とコマ数が増えます。
小学生の個別指導は、学習習慣づけや苦手補強が目的であれば週1回・1教科から始めるご家庭が多く見られます。中学受験を本格化させる小4以降は教科数(算国理社)とコマ数が増え、月謝が上振れします。明光義塾(神奈川・90分授業)の小6は週2回で月26,400円、週3回で月37,400円です。
文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」(2026年1月16日訂正版)によれば、公立小学校の補助学習費(学習塾費+家庭教師費+通信教育費等の合算)は年間112,000円、私立小学校では年間366,000円と、3.3倍の差があります。私立小学校の数値は中学受験を見据える家庭が多数を占めるため、中学受験対応の個別指導塾を選ぶと、この水準に近づきます。
出典:文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」調査結果の概要表5(公立小学校の補助学習費 年間112,485円、私立小学校 年間366,436円)/明光義塾「授業料シミュレーション」(神奈川県)/臨海セミナー個別指導 臨海セレクト「授業料」/森塾「授業料」(2026年11月3日確認)
小学生の塾代全体の相場と、補習塾・進学塾・中学受験塾の料金構造の違いは小学生の塾代月平均ガイドで詳しく整理しています。中学受験対応の塾代に絞った詳細は中学受験の塾代ガイドもあわせてご参照ください。
中学生の個別指導塾の料金相場
中学生の個別指導塾の料金は、公開料金の例で明光義塾(神奈川・90分授業)の中1・中2が週1回 月16,500円・週2回 月30,800円、中3が週1回 月18,700円・週2回 月33,000円、臨海セレクトの単科(100分・週1コマ)が中1・中2 月15,500円・中3 月18,100円です。中3になると高校受験対策で教科数とコマ数が増え、月額が上振れしやすくなります。
中学生の個別指導は、高校受験対策として英語・数学の2教科を軸に、学年が上がると国語・理科・社会を追加するケースが増えます。中1〜中2は週1回・1〜2教科、中3になると教科数とコマ数が増え、月謝が段階的に上がります。
明光義塾の授業料シミュレーション(神奈川県・90分授業)で中3の週2回(月33,000円)を12か月続けると、授業料だけで年間396,000円です。諸経費・教材費・講習費は別にかかるため、年間総額はこれを上回ります。
文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」(2026年1月16日訂正版)によれば、公立中3の補助学習費(在籍者全体の平均)は年間390,000円。明光義塾(神奈川・90分授業)の中3・週2回の授業料(年396,000円)とほぼ並びます。公立中3は高校受験を控えて全国的に塾代支出が押し上げられる学年で、個別指導塾の授業料が必ずしも全国平均を大きく上回るわけではない構造を示しています。
出典:明光義塾「授業料シミュレーション」(神奈川県)/臨海セミナー個別指導 臨海セレクト「授業料」(2026年11月3日確認)
高校受験までの塾代の連続性と、中学受験との比較は中学生の塾代月平均ガイドもあわせてご参照ください。神奈川県内に絞った中学生向け塾の比較は、姉妹サイトの神奈川県の高校受験塾の徹底比較でも整理しています。
高校生の個別指導塾の料金相場
高校生の個別指導塾の料金は、公開料金の例で明光義塾(神奈川・90分授業)の週1回が高1 月18,700円・高2 月19,800円・高3 月20,900円、週2回が月33,440〜37,840円、臨海セレクトの単科(100分・週1コマ)が月19,400〜19,900円です。大学受験対応では武田塾のように公式FAQで受験生の年間目安を60万〜120万円ほどとする塾もあり、塾選択で年間総額が大きく開きます。
高校生の個別指導は、科目の専門性が高いため、3学年の中で単価が最も高く設定される傾向があります(明光義塾の週1回は中3 月18,700円→高3 月20,900円)。大学受験を見据えた高3では、英語・数学に加えて化学・物理・社会科目を追加するケースが多く、教科数の増加でさらに月謝が上振れします。
大学受験対応では塾の選択で料金水準が大きく分かれます。明光義塾(神奈川・90分授業)の高3は週2回で月37,840円(12か月で454,080円)、武田塾は公式FAQの目安で受験生年間60万〜120万円ほどです。TOMASのような1対1専門塾は料金を個別に案内する形のため、見積もりを年間総額に換算して比べます。
出典:武田塾「よくある質問」(受験生の年間目安60万〜120万円ほど)/明光義塾「授業料シミュレーション」(神奈川県)/臨海セミナー個別指導 臨海セレクト「授業料」(2026年11月3日確認)
大学受験を見据えた塾代の全体像は高校生の塾代月平均ガイドと大学受験の塾代ガイドで、塾選びの判断軸を体系化した姉妹サイトの藤原メソッド完全解説もあわせてご参照ください。
臨海セミナー個別指導(臨海セレクト)の料金体系
臨海セミナー個別指導(臨海セレクト)は、首都圏・神奈川を中心に展開する臨海セミナーの個別指導部門です。単科(1コマ100分・週1コマ)で中学生は月額15,500円(税込)から、高校生は月額19,400円(税込)から、小学生(小3〜小6)は月額12,500円と、料金の起点が公開されている点が特徴です。料金の見通しを立てやすく、家計設計に向く塾です。
臨海セミナー個別指導の料金構造
臨海セミナー個別指導(臨海セレクト)の料金体系は、料金を公開している塾と「要問い合わせ」の塾が混在する個別指導業界において、起点となる金額が公開されている数少ない選択肢です。公式の料金ページでは、英語か数学の単科(1コマ100分・週1コマ)が中学1・2年生で月額15,500円(税込)、中学3年生で18,100円(税込)、高校生で19,400〜19,900円(税込)とされ、科目を組み合わせたパックも学年ごとに設定されています(別途教材費)。
公式の料金ページでは、学年ごとの単科の授業料(中学1・2年生15,500円、中学3年生18,100円、高校1年生19,400円、高校2年生19,650円、高校3年生19,900円)に加え、兄弟姉妹が同時に在籍する場合は年齢が下の生徒の月額授業料から2,000円を割り引く制度も示されています。料金の起点が公開されている塾は、入塾後の総額を試算しやすく、家計設計の観点では見通しを立てやすい要素になります。
出典:臨海セミナー個別指導 臨海セレクト「授業料」(税込)。記載の金額は学年・コース・科目数で変わり、教材費などは別途必要。正確な金額は教室で確認(2026年11月3日確認)
臨海セミナー個別指導が向くご家庭
臨海セミナー個別指導は、料金の起点が公開されており見通しを立てやすいため、以下のようなご家庭の選択肢として検討する価値があります。週1回・1教科から始めて、子どもの様子を見ながらコマ数を段階的に増やしていく運用がしやすい設計です。
- 入塾前に年間総額をシミュレーションしたいご家庭(料金の起点が公開されている)
- 中学1・2年生15,500円・高校1年生19,400円(単科・週1コマ)という起点から始めたいご家庭
- 段階的にコマ数を増やせる柔軟な運用を希望するご家庭
- 集団授業の臨海セミナーと併用または切り替えを視野に入れているご家庭
- 首都圏・神奈川を中心とした教室展開エリアにお住まいのご家庭
主要個別指導塾の料金比較(明光義塾・東京個別・トライ・TOMAS他)
主要個別指導塾は、料金を公開している塾と個別見積りの塾が混在します。明光義塾は授業料シミュレーション、臨海セレクト・森塾は授業料の起点を公開し、武田塾は公式FAQで受験生の年間目安を示しています。東京個別指導学院・個別教室のトライ・TOMAS・スクールIE・ITTO個別指導学院は個別見積りが中心のため、提示額を年間総額に換算して比べることが重要です。
明光義塾
明光義塾は全国展開する個別指導塾です。公式の授業料シミュレーション(神奈川県・90分授業)では、中学1・2年生が週1回 月16,500円・週2回 月30,800円、中学3年生が週1回 月18,700円・週2回 月33,000円で、授業料以外に諸経費・教材費などが別にかかります。学年・回数を選ぶと月額の目安が表示されるため、入塾前に授業料の水準を確かめやすい塾です。
東京個別指導学院・関西個別指導学院
東京個別指導学院・関西個別指導学院は、1対1または1対2を選べる個別指導塾で、料金は学年・コマ数・講師指名の有無などに応じて個別見積りとなる方式が中心です。コマ単位で組み立てる料金設計で、講師指名制を採用しています。
個別教室のトライ
個別教室のトライは、全国展開するマンツーマン(1対1)中心の個別指導塾で、料金は学年・コマ数に応じた個別見積り方式が基本です。コースや講師タイプの選択肢が幅広いため、提示された金額を年間総額に換算して比較することが重要です。
TOMAS
TOMASは進学指導に特化した1対1専門の個別指導塾で、難関校受験対応を中心にしています。料金は個別に案内される形のため、提示された金額を年間総額に換算して比較します。
スクールIE
スクールIEは、性格診断(PCS)・学力診断(ETS)をベースに講師と教材を選定する個別指導塾です。料金はコマ数や教材オプションで変わるため、教室で見積もりを取って確かめます。
ITTO個別指導学院
ITTO個別指導学院は、フランチャイズ展開で地域密着型の個別指導塾です。フランチャイズ展開ゆえに教室ごとの料金差が存在するため、最寄り教室の料金を直接確認する必要があります。
森塾
森塾は、「成績保証制度」(入塾後一定期間で成績が上がらなければ授業料返金)が特徴の個別指導塾です。公式サイトでは首都圏校舎(週1回・月3回授業)で小学生 月額5,880円〜、中学生 月額11,700円〜、高校生 月額15,300円〜と案内され、入塾金は通常2万円(兄弟入塾では全額免除、授業料は低額の方から20%割引)です。成績保証という独自の還元制度を持つため、実質コストでみると料金以上の還元が発生する設計です。
武田塾
武田塾は、「授業をしない」自学指導型の塾で、参考書ベースのカリキュラム管理と週1回の確認テストが中心です。料金表は公開されておらず、公式FAQでは受験生(高校3年生・既卒生)の場合で年間60万円から120万円ほどと案内しています。夏期講習・冬期講習は実施していないため季節講習費はかかりませんが、参考書は各自で購入し、受験学年は指定模試の受験費用も発生します。
出典:明光義塾「授業料シミュレーション」(神奈川県)/森塾「授業料」/武田塾「よくある質問」。東京個別指導学院・個別教室のトライ・TOMAS・スクールIE・ITTO個別指導学院は個別見積りのため金額を載せていない。正確な金額は各社の最新の公開情報・見積りで確認(2026年11月3日確認)
個別指導塾の選び方の判断軸
料金水準だけで個別指導塾を選ぶと、入塾後の総額や指導形式とのミスマッチで後悔しやすくなります。料金と中身を合わせて見る判断軸を、チェックリストとして整理します。
- 月謝ではなく「年間総額」で比較する(入会金・教材費・季節講習費を含む)
- 1対1か1対2・1対3かを、子どもの自己管理力と予算で選ぶ
- 学生講師かプロ講師かで単価が変わることを把握する
- 季節講習が「任意」か「事実上必須」かを入塾前に確認する
- 料金の起点(入塾金・最低月額)が公開されているかを確認する
- 成績保証制度・特待制度などの還元の有無を確認する
- 講師指名制の追加料金の有無を確認する
表面費用:個別指導塾の年間総額を分解する
個別指導塾の表面費用は、月謝(授業料)だけでなく、入会金・教材費・季節講習費・模試費・施設維持費を合算した年間総額で見ます。とくに季節講習費は通常の月謝とは別にコマ単位で上乗せされるため、年間総額は月謝×12か月を上回ります。
石川メソッドの第1軸は「表面費用」です。これは、塾に支払うことになるすべての費用を、月謝だけでなく年間総額として漏れなく把握することを指します。個別指導塾の費用は、通常授業の月謝以外に複数の項目が積み上がるため、月謝だけを見ていると年間総額を1〜2割低く見積もってしまいます。
| 費用項目 | 内容 | 年間の目安 |
|---|---|---|
| 入会金 | 入塾時に1回のみ | 森塾は通常2万円、湘南ゼミナールは16,500円など塾で異なる(初年度のみ) |
| 授業料(月謝) | 通常授業のコマ料金 | 月謝×12か月 |
| 教材費 | テキスト・問題集 | 塾・教科数で異なる(明光義塾・臨海セレクトは授業料とは別) |
| 季節講習費 | 春・夏・冬の講習 | 追加するコマ数で決まる |
| 模試・テスト費 | 定期的な学力測定 | 受ける模試の数で決まる |
| 施設維持費 | 毎月または年数回 | 塾で名称・金額が異なる |
出典:森塾「授業料」/湘南ゼミナール「授業料」/明光義塾「授業料シミュレーション」/臨海セミナー個別指導 臨海セレクト「授業料」。塾・コース・地域によって項目名や金額は異なり、施設維持費や教材費を授業料に含む塾もある(2026年11月3日確認)
年間総額は「月謝×12か月」に、入会金・教材費・季節講習費・模試費・施設維持費を足して試算します。たとえば明光義塾(神奈川・90分授業)の中3・週2回なら授業料だけで396,000円(33,000円×12)で、ここに諸経費・教材費・講習費が加わります。金額が公開されていない項目は、入塾前に見積もりで確かめます。
とくに注意したいのが季節講習費です。個別指導塾の季節講習は「希望者のみ」と案内されながら、実際にはほぼ全員が一定コマ数を受講する運用になっていることがあります。夏期講習でまとまったコマ数を追加すると、その月の支払いが通常月謝を大きく上回ることがあります。年間総額を試算するときは、季節講習を「事実上必須の固定費」として組み込んでおくと、後から予算が崩れるのを防げます。季節講習費そのものの相場は、別途夏期講習の費用ガイドで詳しく扱っています。
実質コスト:個別指導の還元と隠れコスト
個別指導塾の実質コストは、表面費用から確実な還元(兄弟割引・友人紹介・早期申込割引・成績保証等)を差し引き、さらに「実際に通うコマ数」を反映した、家庭が本当に負担する金額です。文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」(2026年1月16日訂正版)の公立中3 補助学習費=年間390,000円と、明光義塾(神奈川・90分授業)の中3・週2回の授業料(年396,000円)はほぼ並び、ギャップは−6,000円の拮抗です。
石川メソッドの第2軸は「実質コスト」です。これは、表面費用(年間総額)から、各塾の割引・還元制度を差し引き、さらに「本当に必要なコマ数」に絞った後の、家庭が実際に負担する金額を指します。個別指導塾はコマ数を柔軟に増減できる分、表面費用と実質コストの差が集団塾より大きく出やすい形態です。
確実な還元を網羅する
兄弟割引・友人紹介割引・早期申込割引・継続割引・森塾の成績保証制度など、適用条件が明確で確実に得られる還元を年間総額から差し引く。
不確実な還元は予備費として扱う
特待生制度・選抜テスト経由の月謝免除など、適用が選抜結果に依存する不確実な還元は、実質コストから差し引かず予備費として家計に温存する。
本当に必要なコマ数まで絞る
苦手科目だけ個別、得意科目は自学や映像に切り替えるなど、個別指導が効く科目にコマを集中させて無駄を削る。
実質コストで他形態と比較する
確実な還元適用後・必要コマ数ベースの実質コストを、集団塾や映像授業と同じ条件で並べて比較する。
個別指導の実質コストを下げる鍵は、「個別指導が効く科目に絞る」ことです。すべての科目を1対1でカバーしようとすると、表面費用も実質コストも一気に膨らみます。苦手科目や理解の遅れている単元に個別指導を集中させ、得意科目は集団塾・映像授業・自学に振り分けると、同じ成果でも年間総額を抑えられます。
文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」(2026年1月16日訂正版)の公立中3 補助学習費=年間390,000円という数値は、塾に通っていない家庭も含めた全国平均です。明光義塾(神奈川・90分授業)の中3・週2回の授業料(年396,000円)とほぼ並びますが、通塾している家庭では講習費・教材費が加わるため、実支出はこれを上回りやすくなります。
著者の書籍より
石川メソッド ── 払える、より、払い続けられる。
個別指導塾の還元は、確実なものと不確実なものを区別することが重要です。兄弟割引・友人紹介・早期申込・森塾の成績保証制度は適用条件が明確な確実な還元で実質コストから差し引けますが、特待生制度のように選抜テスト結果に依存する不確実な還元は、家計設計の段階では予備費として温存しておくのが誠実な評価手法です。本書では、こうした還元の区別と、実質コストへの正確な落とし込み手順を、家計の視点から整理しています。
家計適合:石川メソッド3軸独自再集計表(全学年セグメント)
石川メソッドの第3軸は「家計適合」です。実質コストが児童のいる世帯の平均可処分所得6,588,000円(厚生労働省「2025年国民生活基礎調査」・2024年所得)に占める比率で判定します。個別指導塾の家計適合は、現役の学年セグメントでは適正範囲(5〜10%)以下に収まりますが、浪人で武田塾の公式FAQの年間目安(60万〜120万円)をあてはめると9.1〜18.2%となり、注意水域に踏み込みます。塾選択での年間総額の振れ幅が、家計に直接の影響として表れる構造です。
以下の3軸独自再集計表は、文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」(2026年1月16日訂正版)の補助学習費と、明光義塾の授業料シミュレーション(神奈川県)の公開料金・武田塾公式FAQの年間目安を組み合わせて、表面費用×実質コスト×家計適合の3軸で再集計したものです。テーブルは横スクロールで全体を確認できます。
| 学年・パターン | ①表面費用(年額) | ②実質コスト(年額) | ギャップ(実質−表面) | ③家計適合(可処分所得比) | 累積負担(通塾期間) |
|---|---|---|---|---|---|
| 公立小学校4〜6年生(個別週1コマ) | 158,400円 | 143,000円 | −15,400円(還元主導) | 2.2%(余裕あり) | 143,000円(単年) |
| 公立中学校1年生(個別週1コマ) | 198,000円 | 172,000円 | −26,000円(還元主導) | 2.6%(余裕あり) | 172,000円(単年) |
| 公立中学校2年生(個別週1コマ) | 198,000円 | 249,000円 | +51,000円(隠れコスト主導) | 3.8%(余裕あり) | 249,000円(単年) |
| 公立中学校3年生(個別週2コマ)【代表行】 | 396,000円 | 390,000円 | −6,000円(拮抗) | 5.9%(適正範囲) | 390,000円(単年) |
| 公立高校1年生(個別週1コマ) | 224,400円 | 140,000円 | −84,400円(還元主導) | 2.1%(余裕あり) | 140,000円(単年) |
| 公立高校2年生(個別週2コマ) | 427,680円 | 182,000円 | −245,680円(還元主導) | 2.8%(余裕あり) | 182,000円(単年) |
| 公立高校3年生(個別週2〜3コマ) | 454,080〜654,720円 | 285,000円 | −169,080〜−369,720円(還元主導) | 4.3%(余裕あり) | 285,000円(単年) |
| 公立高校3年生(個別1対1・TOMAS想定) | 個別見積り(非公開) | 285,000円 | 算出不可 | 4.3%(余裕あり) | 285,000円(単年) |
| 浪人(個別1対1集中・武田塾の年間目安) | 600,000〜1,200,000円 | 統計なし※ | 算出不可 | 9.1〜18.2%(注意水域) | 600,000〜1,200,000円(単年) |
出典:文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」調査結果の概要表5(2026年1月16日訂正版・公立学年別補助学習費)、明光義塾「授業料シミュレーション」(神奈川県・90分授業)、武田塾「よくある質問」(受験生の年間目安60万〜120万円ほど)、厚生労働省「2025(令和7)年 国民生活基礎調査の概況」統計表 第5表(児童のいる世帯 平均可処分所得6,588,000円)より石川メソッド3軸で独自再集計(2026年11月3日確認)。
①表面費用は明光義塾の月額授業料×12か月(小学生は小5、高2・高3は週2回、高3の上限は週3回で計算。入会金・教材費・講習費は含まない)。TOMASは料金が個別見積りのため算出不可。※浪人の②実質コストは文科省統計の対象外のため算出せず、①③は武田塾の公式FAQの年間目安(60万〜120万円)で計算。①は「特定塾の公表料金」、②は「全国平均(補助学習費)」を基準とするため、ギャップは還元/隠れコスト構造の方向性を示すものとして扱います。
3軸表から読み取れる構造
この表から、個別指導塾の料金構造について以下の3つの構造的事実が読み取れます。
構造1:算出できる7行中5行が還元主導
小学生・中1・高1〜高3の5行で、ギャップが負(実質コスト<表面費用)。明光義塾の週1〜2回の授業料は、学年によっては全国平均の補助学習費を上回る水準で、通塾する家庭ではこの授業料が実支出の下限になる構造を示している。
構造2:公立中2は隠れコスト主導、中3は拮抗
公立中2(行3)は文科省 補助学習費249,000円が明光義塾の週1回の授業料(年198,000円)を51,000円上回る隠れコスト主導。公立中3(行4)は390,000円と週2回の授業料(年396,000円)がほぼ並ぶ拮抗。講習の追加コマや受講回数の増加で実支出が授業料を上回りやすい学年帯。
構造3:浪人で家計適合が注意水域に
浪人で武田塾の公式FAQの年間目安(60万〜120万円)をあてはめると、家計適合は9.1〜18.2%となり注意水域に踏み込む。現役高3(4.3%)と比べて約2〜4倍。浪人期は文科省統計の対象外のため実質コストは算出していない点に留意。
年収帯別の家計適合度換算(補助テーブル)
メインテーブルでは家計適合カラムを「児童のいる世帯 平均可処分所得6,588,000円」1値で算出していますが、読者のご家庭の年収帯によって実感が異なります。代表値=公立中3個別週2コマ(明光義塾の授業料 年間396,000円)で、年収帯別の家計適合度を試算しました。
| 世帯年収帯 | 可処分所得目安 | 実質コスト負担率 | 教育費総額負担率の参考目安※1 |
|---|---|---|---|
| 400万円未満 | 約307万円 | 12.9%(注意水域) | 約6.6% |
| 400-600万円 | 約384万円 | 10.3%(注意水域) | 約7.3% |
| 600-800万円 | 約538万円 | 7.4%(適正範囲) | 約5.7% |
| 800-1000万円 | 約692万円 | 5.7%(適正範囲) | 約5.8% |
| 1000-1200万円 | 約845万円 | 4.7%(余裕あり) | 約5.7% |
| 1200万円以上 | 約922万円〜 | 4.3%以下(余裕あり) | 約6.0% |
出典:厚生労働省「2025(令和7)年 国民生活基礎調査の概況」統計表 第5表、文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」調査結果の概要表10-2・表10-3(2026年1月16日訂正版)より独自試算(2026年11月3日確認)。
※1 計算根拠:文科省 世帯年収別 公立中学校の学校外活動費(表10-2・表10-3の合計) ÷ 各年収帯の可処分所得目安。塾代以外の習い事等を含む参考目安。可処分所得目安は、各年収帯の中央値(400万円未満は400万円、1,200万円以上は1,200万円)に、同調査の児童のいる世帯の平均可処分所得÷平均所得(658.8万円÷857.3万円≒76.8%)を掛けた概算値。
この補助テーブルから、世帯年収400万円未満帯では公立中3で個別週2コマを継続すると、家計適合が12.9%の注意水域に踏み込むことが確認できます。世帯年収400-600万円帯でも10.3%と注意水域にかかり、600万円超では7%台以下と適正範囲以下に収まります。年収帯ごとに、どこまでコマ数を増やせるかの家計適合上限が見えてきます。
よくある質問
Q個別指導塾の料金相場は月いくらですか?
個別指導塾の料金は、学年・講師タイプ・講師1人あたりの生徒数・回数で分かれます。公開料金の例では、明光義塾(神奈川・90分授業)の週1回が小学生で月12,100〜14,300円、中学生で月16,500〜18,700円、高校生で月18,700〜20,900円、臨海セレクトの単科(100分・週1コマ)が中学生で月15,500円〜、高校生で月19,400円〜です。入会金・教材費・季節講習費を含めた年間総額は月謝×12か月を上回るため、年間総額で比較することが重要です。
Q中学生の個別指導塾の相場はいくらですか?
中学生の個別指導は、公開料金の例で、明光義塾(神奈川・90分授業)の中1・中2が週1回 月16,500円・週2回 月30,800円、中3が週1回 月18,700円・週2回 月33,000円、臨海セレクトの単科(100分・週1コマ)が中1・中2 月15,500円・中3 月18,100円です。明光義塾の中3・週2回を12か月続けると授業料だけで年間396,000円となり、文部科学省「令和5年度子供の学習費調査」の公立中3 補助学習費(年間390,000円)とほぼ並びます。中3になると高校受験対策で教科数とコマ数が増え、月額が上振れしやすくなります。
Q高校生の個別指導塾の月謝はいくらですか?
高校生の個別指導は、公開料金の例で、明光義塾(神奈川・90分授業)の週1回が高1 月18,700円〜高3 月20,900円、週2回が月33,440〜37,840円、臨海セレクトの単科(100分・週1コマ)が月19,400〜19,900円です。武田塾は公式FAQの目安で受験生の年間60万〜120万円ほどで、TOMASのような1対1専門塾は個別見積りのため、塾選択で年間総額が大きく開きます。
Q個別指導塾の料金はなぜ集団塾より高いのですか?
個別指導は講師1人が見る生徒数が1〜3人と少なく、講師の人件費を少人数で負担するため、生徒1人あたりの単価が高くなります。公開料金で比べると、集団指導の臨海セミナー(神奈川)は中3・5教科で月25,300〜29,700円、個別指導の明光義塾(神奈川・90分授業)は中3の週2回で月33,000円です。料金の高さの内訳と、その料金に見合う使い方については、個別指導塾はなぜ高いのかを解説した記事で詳しく扱っています。
Q個別指導塾の表面費用と実質コストはどう違いますか?
表面費用は、月謝に入会金・教材費・季節講習費・模試費・施設維持費を加えた年間総額です。実質コストは、そこから兄弟割引・紹介割引・早期申込割引・成績保証制度などの確実な還元を差し引き、さらに本当に必要なコマ数まで絞った後の、家庭が実際に負担する金額です。特待生制度のような不確実な還元は予備費として温存し、実質コストから差し引きません。個別指導はコマ数を柔軟に増減できるため、必要な科目に絞るだけで表面費用より年間で数万円単位の差が生まれます。
まとめ:石川メソッド3軸で個別指導塾の料金を判断する
個別指導塾の料金は、月謝の数字ではなく「年間総額(表面費用)」と「確実な還元・必要コマ数を反映した実質コスト」と「可処分所得に対する家計適合」の3軸で判断します。学年・講師タイプ・生徒数・回数で分かれる料金を踏まえ、季節講習を固定費として組み込み、個別指導が効く科目に絞ることで、料金に見合う使い方ができます。3軸のすべてを通過させると、単年で払えるかではなく、累積・進学後の学費まで含めて払い続けられるかという観点から、塾選びを判定できます。
本記事の整理ポイント
1. 料金は3要素の掛け算で決まる
学年×講師タイプ×講師1人あたりの生徒数×回数で、月額が分かれる。公開料金は週1回で中学生 月15,500〜18,700円、高校生 月18,700〜20,900円が例。
2. 月謝ではなく年間総額で見る
入会金・教材費・季節講習費を加えると、年間総額は月謝×12か月を上回る。明光義塾の中3・週2回は授業料だけで年間396,000円。
3. 公開料金のある塾は試算しやすい
臨海セミナー個別指導(単科で中学生15,500円〜・高校生19,400円〜)のように料金の起点が公開されている塾は、入塾後の総額を見積もりやすく、家計設計に向く。
4. 浪人で家計適合が注意水域に
浪人で武田塾の公式FAQの年間目安(60万〜120万円)をあてはめると、家計適合は9.1〜18.2%の注意水域に踏み込む。現役高3(4.3%)から約2〜4倍に跳ね上がる構造。
個別指導塾の料金を判断するステップ
年間総額(表面費用)を試算する
月謝×12に、入会金・教材費・季節講習費・模試費・施設維持費を加えて年間総額を出す。金額が公開されていない項目は見積もりで確かめる。
確実な還元と必要コマ数で実質コストに直す
適用できる確実な還元を網羅し、個別が効く科目に絞って、家庭が本当に負担する実質コストを確定する。不確実な還元は予備費として温存。
家計適合(可処分所得比)を判定する
実質コストを児童のいる世帯 平均可処分所得6,588,000円(または自世帯の可処分所得目安)で割り、5〜10%の適正範囲に収まるか、10%超の注意水域に踏み込むかを判定する。
累積・進学後まで含めて判定する
単年で払えるかではなく、複数年累積と進学後の学費まで含めて払い続けられるかを判定する。とくに浪人を視野に入れる場合は、現役期から浪人期への家計適合の跳ね上がり(約2〜4倍)を試算しておく。
石川メソッドの詳細はこちら
個別指導塾の料金は、表面費用と実質コストに加え、世帯収入や他の教育費とのバランスを見る「家計適合」まで通すと、より長く払い続けられる選択になります。表面費用×実質コスト×家計適合の三軸でできた石川メソッドの全体像は、石川メソッドの解説ページで詳しくご確認いただけます。
関連する塾代ガイド
本サイトでは学年・形態別の塾代を整理した記事をシリーズとして公開しています。個別指導の料金をより深く理解したいご家庭は、合わせて以下の記事もご参照ください。
- 個別指導塾はなぜ高いのか ── 1対1料金の内訳と単価が高くなる理由
- 個別指導と集団指導の比較 ── 料金と効果の違いから選ぶ判断軸
- 小学生の塾代月平均ガイド ── 累積教育費の起点としての小学生の塾代
- 中学生の塾代月平均ガイド ── 高校受験対策を含む中学生の塾代全体
- 高校生の塾代月平均ガイド ── 大学受験を見据えた高校生の塾代全体
- 中学受験の塾代ガイド ── 中学受験対応塾の費用構造
- 大学受験の塾代ガイド ── 現役・浪人を含む大学受験の塾代
執筆者の発信情報
本記事は、教育費を専門領域とするファイナンシャル・プランナーで、日本進学教育研究機構認定 教育費アドバイザーの石川 恵美が執筆しています。プロフィールと認定情報は認定アドバイザー紹介ページ、教育費に関する継続的な発信は石川 恵美のnoteでご確認いただけます。
著者の書籍より
石川メソッド ── 払える、より、払い続けられる。
個別指導塾の料金は、単年で払えるかではなく、複数年累積と進学後の学費まで含めて払い続けられるかで判断する世界です。中学生で個別週2コマを始めて高校生で1対1に切り替え、大学受験対応で5科目フル受講に展開し、浪人で個別1対1集中型を選ぶと、累積負担と家計適合は連鎖的に膨らみます。本書では、こうした複数年累積と進学後の学費接続まで含めた家計持続性のシミュレーション手法を、具体的なチェックリストとともに解説しています。

