夏期講習のお金がないときは?講習費を減らす順番と授業料無料で受ける方法をFPが石川メソッドで判定

夏期講習のお金がないときに講習費を減らす順番と授業料無料で受ける方法を示すアイキャッチ。今月と一年を天秤で比べる図と、日本進学教育研究機構認定 教育費アドバイザー・ファイナンシャル・プランナー 石川 恵美の署名入り。

答え:夏期講習のお金がないときは、講習をやめる前に講座ごとに必修か選択かを確かめて減らせる分から削り、使える助成も確かめます。塾に通っていない子は講習期間を授業料無料の体験として受ける方法があり、臨海セミナーの中学部では2025年夏の支払いが体験諸費と模試代で1万円未満でした。

「講習の案内が届いたけれど、今月はこの金額を出せない」。申込の締切が近づくなかで、講習をあきらめるか、家計のどこかを削るかで迷っている保護者の方に向けて書きました。

講習費を減らす順番、塾に通っていない子が授業料無料の体験で講習を受ける方法、就学援助で出るものと出ないもの、講習費を家計のどの物差しで見るかを、教育費を専門とするファイナンシャル・プランナーの視点で整理します。取り上げる塾の事実は主に中学生向けの案内にもとづいています。小学生の講習費は、受験しない小学生の夏期講習・冬期講習の記事で扱っています。

FP

石川 恵美からのひとこと

講習費が払えないというご相談を受けたとき、私が最初にお聞きするのは「足りないのは今月ですか、それとも1年ですか」という一点です。講習の月だけが苦しいなら、講座の削り方と支払い時期の確認、助成の活用で乗り切れます。1年を通して続かないなら、講習を削る前に、通年の塾代を見直します。同じ「お金がない」でも、打ち手はこの分かれ目で変わります。


講習費が払えないときに選べる4つの方法

夏期講習のお金がないときに選べる方法は、講座や科目を減らす、塾に通っていない子なら授業料無料の体験で受ける、自治体の助成や学習支援を使う、講習を取らずに家庭学習と学校の補習で夏を回す、の4つです。臨海セミナーは講習期間を外部生向けの授業料無料の体験として案内しています。

どれを選ぶかは、足りないのが講習の月だけなのか、1年を通してなのかで変わります。講習の月だけなら、01から04の中から組み合わせます。1年を通して足りないなら、講習を削る前に、通常授業を含めた塾代を見直す段階です(家計適合の章で扱います)。

01

講座や科目を減らす

塾に通っていて、講習の一部なら払える家庭に向く方法です。講座ごとに必修か選択かを確かめ、選択の講座から外します。順番は講習費を減らす順番の章で整理しています。

02

授業料無料の体験で受ける

まだ塾に通っていない子に向く方法です。講習の期間をまるごと無料体験として開放している塾なら、授業料はかからず、払うのは体験諸費などの実費です。臨海セミナーがこの形で受け付けています。

03

助成や学習支援を使う

住んでいる自治体に、講習費に使える塾代助成や、無料の学習支援事業があるかを確かめます。就学援助を受けている世帯を対象にした塾代助成もあります。

04

講習を取らずに夏を回す

家庭学習と、学校に夏休みの補習がある場合はそれを使って夏を過ごします。9月に学習の遅れを確かめる日を先に決めておくことが条件です。


臨海セミナー ── 講習を年間の授業の中心に置き、補習は無料で自習室も開放

臨海セミナーは、季節講習を年間カリキュラムに組み込み、講習で新しい単元を先に学ぶ塾です。外部生は講習期間を授業料無料の体験として受けられ、中学部の2025年夏の支払いは体験諸費と模試代で7,260円〜9,900円でした。塾生には無料の補習と定期テスト対策があり、自習室も開放されています。

年間カリキュラム組み込み型

臨海セミナーの説明では、春・夏・冬の講習は1年間の授業計画の一部で、講習で先取りした内容を、通常の学期に復習や応用問題で固めていく流れになっています(臨海セミナー「よくある質問」)。講習費をどう扱うかも、この流れを踏まえて考えます。

講習費を削る前に、塾生は講座ごとの扱いを教室に相談する

臨海セミナーの塾生にとって、夏期講習は夏休みの特別授業ではなく、秋からの授業の出発点です。講習で扱った単元を通常の学期で繰り返す設計のため、講習の一部を外すと、その単元を秋の授業の中で初めて学ぶことになります。

講習費が払えないときは、講習をまるごとやめる前に、どの講座が秋の授業につながるのかを教室で確かめます。2025年夏の中学部の案内でも、講習は前期・後期の授業と、中期の特訓や志望校別の講座に分かれていました(臨海セミナー「夏期講習 無料体験授業(中学部)」2025年7月時点の掲載内容(ウェブアーカイブ))。講座ごとに扱いを聞けば、残すべき講座と相談できる講座を分けられます。

通年の支払いを軽くしたいときは、受講科目の組み方も相談の対象です。臨海セミナーは、コースや受講科目を途中で変更できると案内しています。神奈川の中学1年生の2026年度の月額授業料は、英数国で17,930円、英数国理社で22,330円です(臨海セミナー「授業料(中学部)」、税込)。

外部生は講習期間を授業料無料の体験で受けられる

塾に通っていない中学生は、臨海セミナーの講習期間を無料体験授業として受けられます。2025年夏の中学部の案内では授業料は全て無料で、支払いは体験諸費と模試代の合計で中学1・2年生が7,260円、中学3年生が9,900円でした。夏の受け方の詳細と、他塾の受け入れ方との違いは、夏期講習だけ違う塾に通う費用を整理した記事で扱っています。

冬も同じ形でした。2025年冬の中学部は、12月の通常授業と冬期講習をあわせた12月1日から1月9日を無料体験の期間とし、体験諸費と模試代は夏と同じ額でした(臨海セミナー「12月+冬期講習 無料体験授業(中学部)」2025年11月時点の掲載内容(ウェブアーカイブ))。夏・冬とも、臨海セミナーに通う兄弟や友人の紹介で申し込むと、体験諸費が半額になるキャンペーンがありました。

講習のない月にも体験の案内があり、2025年4月の中学部の体験は、授業料無料で体験諸費1,100円でした(臨海セミナー「4月 無料体験授業(中学部)」2025年3月時点の掲載内容(ウェブアーカイブ))。講習期間の体験は講習の授業と模試を含むため、額だけで比べるものではありませんが、講習期間の数千円も出しにくいときの入口になります。なお、臨海セミナー・セレクトで1年以内に授業を受けた人は、無料体験の対象外です。

講習費の外で使える無料の補習と助成への対応

臨海セミナーは、確認テストや授業中の様子をもとに授業の前後に補習を行い、中学部の定期テスト対策の補習も含めて無料で実施すると案内しています(臨海セミナー「授業料(中学部)」)。定期テストの約2週間前からは通常授業がテスト対策授業に変わり、土曜・日曜にも無料で対策を行い、自習室も開放しています(臨海セミナー「無料体験授業(中学部)」、2026年9月時点)。

講習費を抑えたあとの学習を、こうした補習や自習室でどこまで支えられるかは、講座の相談と一緒に教室で確かめておくと、夏の学習計画が立てやすくなります。

自治体の塾代助成への対応も公開しています。臨海セミナーが対応制度として挙げているのは、東京都(全域の受験生チャレンジ支援貸付事業、足立区、練馬区)、神奈川県(綾瀬市・相模原市・鎌倉市)、千葉県(千葉市)、大阪府(大阪市・吹田市)の9制度です(臨海セミナー「自治体助成制度一覧」、2026年9月時点)。


講習費を減らす順番 ── 必修か選択かを確かめてから削る

講習費を減らすときは、まず講座ごとに必修か選択かを確かめ、選択の講座、復習が中心で得点できている科目の講座の順に削ります。臨海セミナーのように講習で新しい単元を学ぶ塾では、秋の授業につながる講座を残すため、削る前に教室へ相談します。

講習費を減らすときに避けたいのは、金額の大きい講座から順に外して、秋の授業に必要な単元まで抜けてしまうことです。削る前に、講座ごとの性格を見ておきます。

必修の範囲は塾と学年で決まっている

講習のどこまでが必修かは、塾ごとに、学年と季節で決まっています。ステップの案内では、同じ中学1年生でも、夏期講習は必修、冬期講習は希望制です(ステップ「よくあるご質問」、2026年9月時点)。同じ塾の同じ学年でも、季節で扱いが変わります。

必修の講習を受けないときの扱いや、希望制の講習の断り方は、塾の夏期講習の断り方をまとめた記事で整理しています。

削るのは選択の講座、次に復習中心の講座

必修か選択かが分かったら、次の順で削ります。

1

選択の講座を外す

受けるかどうかを選べる講座から外します。どの講座が選択かは、講習の案内に書かれていなければ教室で聞きます。

2

復習が中心の講座を、得点できている科目から減らす

1学期の定期テストで得点できている科目のうち、講習の中身が復習中心の講座を減らします。新しい単元を扱う講座は、この段階でも残します。

3

日数やコマ数を選べるなら、その数を減らす

日数やコマ数を家庭で選べる形の講習に限り、最後にその数を減らします。

この順番にしているのは、削った分を家庭で埋められるかどうかで並べているからです。選べる講座や、得点できている科目の復習は家庭学習で補いやすく、新しい単元は家庭だけでは補いにくいからです。

秋の授業につながる単元は最後まで残す

講習で新しい単元を扱う塾では、その単元の講座を外すと、秋の授業の前提が欠けます。臨海セミナーのように講習で先に学ぶ設計の塾では、どの講座がそれに当たるかを教室で確かめてから決めます。

反対に、講習の中身が1学期の復習中心なら、家庭学習で補える部分が大きくなります。講習の案内にある各講座の学習内容を見て、新しい単元か復習かを分けておくと、教室との相談も具体的になります。


講習を減らした夏を無料の学習で支える

講習を減らした夏は、家庭学習に加えて、学校の補習がある場合はそれを使い、自治体の無料の学習支援事業でも支えられます。生活に困っている世帯やひとり親家庭などを対象にした国の制度にもとづく事業があり、実施している自治体で受けられます。講習を見送るなら、9月に遅れを確かめる日を先に決めます。

学校の補習と図書館、手元の問題集で回す

講習を減らした分は、家庭学習で埋めます。学校に夏休みの補習や学習会がある場合は、まずそれを使います。1学期の教科書の問題と、手元の問題集の解き直しを中心に、夏休みの1日ごとの分量を決めておくと続けやすくなります。

家で集中しにくい場合は、使える図書館の学習スペースなど、家の外で勉強する場所を決めておく方法もあります。場所と時間を先に決めると、講習のない日の学習が崩れにくくなります。

地域の無料の学習会を探す

生活に困っている世帯の子どもには、生活困窮者自立支援制度にもとづく子どもの学習・生活支援事業があります。厚生労働省は、学習支援のほか、居場所づくりや進学に関する支援などを行う事業と説明していて、相談先は住んでいる地域の自立相談支援機関です(厚生労働省「生活困窮者自立支援制度」)。

ひとり親家庭などの子どもには、こども家庭庁のこどもの生活・学習支援事業があります。児童館などで悩み相談をしたり、勉強を教えてもらったりできる事業です(こども家庭庁「ひとり親家庭等生活向上事業について」)。

どちらの事業も、実施しているかどうかと対象は自治体ごとに違います。こども家庭庁は、住んでいる都道府県や市区町村が事業を実施していない場合は支援の対象とならないことがあると案内しているため、住んでいる自治体の窓口で先に確かめます。

講習を見送るなら9月に確かめる日を決めておく

講習を取らないと決めたら、夏のうちに、9月のどの日に学習の遅れを確かめるかを決めておきます。確かめる材料は、2学期最初の定期テストや模試の結果です。

結果が思わしくなければ、冬期講習を厚くするか、通常授業の科目を増やすかを、その時点で決め直します。秋以降の取り戻し方まで決めておけば、講習を見送った判断が、学習の遅れのまま残ることを防げます。


表面費用:講習費を講座ごとに分けて、削れる額を出す

表面費用で見ると、講習費は総額ではなく講座ごとの内訳で見て初めて、削れる額が分かります。講座別の金額と必修か選択かを教室で確かめ、必修分を引いた残りが削れる上限です。講習の月に通常授業料がかかるかどうかでも、その月の支払いは変わります。

石川メソッドの表面費用は、塾が示す費用をすべて並べて把握する軸です(石川メソッドの3軸を解説した記事)。講習費では、総額だけでなく講座ごとの内訳まで並べると、削れる額が見えてきます。

見積もりを講座別の内訳でもらう

講習の案内に総額しか書かれていないときは、教室で次の点を聞いておきます。

  • 講座ごとの名前と金額
  • 各講座が必修か選択か
  • 教材費と模試代が講習費に含まれるか、別に払うか
  • 講習の月に通常授業料がかかるか(増え方の見方は小学生の講習費の記事で扱っています)
  • 支払いの時期と方法、分割で払えるか

分割で払えるかどうかは塾ごとに違うため、申し込む前に聞いておくと安心です。契約前に確かめたいことの全体は、夏期講習の費用相場の記事にまとめています。

必修分を引いた残りが削れる上限

内訳がそろったら、講習費の総額から必修の講座の金額を引きます。残りが、講習の中で削れる額の上限です。

削れる額の出し方

削れる額の上限=講習費の総額-必修の講座の金額。この上限が、今月足りない額より小さいときは、講習を削るだけでは埋まりません。

上限が足りない額に届かないときは、助成や支払い時期の相談を合わせて考えます。それでも埋まらないなら、講習の月だけの問題ではなく、1年を通した塾代の問題として見直す段階です。


実質コスト:割引や支援で下がる額と、下げても残る費用

実質コストで見ると、紹介の割引で体験諸費が、自治体の塾代助成で講習費が下がりますが、無料の体験でも模試代は残ります。就学援助のうち国が補助する対象品目に塾の講習費は含まれません。一方、綾瀬市のスタディクーポンは季節講習費も対象で、臨海セミナーはこの制度への対応を公開しています。

石川メソッドの実質コストは、表面費用に隠れた費用を足し、割引や還元を引いた、家計が実際に負担する額です。講習費では、割引が何に効くのかを分けて見ます。

体験諸費の紹介割引と、講習費に使える塾代助成

塾に通っていない子が臨海セミナーの講習期間の体験を受ける場合、2025年は夏・冬とも、期間を区切った紹介キャンペーンで体験諸費が半額になり、中学1・2年生は1,650円、中学3年生は2,750円でした。これは体験諸費の割引で、塾生の講習費の割引ではありません。模試代は別に払い、通う交通費もかかります。

講習費そのものに使えるのが、自治体の塾代助成です。神奈川県綾瀬市のスタディクーポン事業は、2026年度の案内で、就学援助を受けている世帯または生活保護を受けている世帯の中学3年生に12万円分を交付し、対象経費に季節講習費を含めています。1か月あたりの利用上限は定められていないため、夏期講習にまとめて使えます(綾瀬市「綾瀬市スタディクーポン事業」、2026年9月時点)。臨海セミナーは、この制度への対応を公開しています。

ほかの自治体の制度と助成額の違いは、塾代助成を自治体別に整理した記事で比べられます。

就学援助と国の支援事業で出るもの、出ないもの

就学援助は、経済的な理由で就学が難しい小中学生の保護者に、市町村が行う援助です。文部科学省が示す国の補助対象品目は、学用品費、修学旅行費、学校給食費、クラブ活動費、オンライン学習通信費などで、塾の講習費は含まれていません(文部科学省「就学援助制度について」)。

生活保護法に定める要保護者に準じる程度に困窮していると市町村教育委員会が認める世帯(準要保護者)への援助は、市町村が単独で行い、費目も市町村ごとに異なります。講習費に使えるかどうかを考えるときは、就学援助そのものより、就学援助の受給を条件にした塾代助成があるかを、住んでいる自治体で確かめるほうが近道です。

模試代については、ひとり親家庭などを対象にした国の事業に、大学等の受験料や受験に向けた模擬試験の受験料を支援する内容があります(こども家庭庁「ひとり親家庭等生活向上事業について」)。ひとり親家庭などで模試代の負担が重いときは、住んでいる自治体に実施の有無を問い合わせます。


家計適合:講習費を1か月と1年の手取りの両方で見る

家計適合で見ると、講習費は1年の手取りに対して小さくても、1か月の手取りに対しては重い額です。児童のいる世帯の平均可処分所得621.5万円で試算すると、たとえば講習費10万円は1年では約1.6%、月割りでは約19.3%です。1年で続かないなら、講習より先に通年の塾代を見直します。

1年で見れば小さくても、講習の月には重い

講習費の重さは、同じ額でも、1年の手取りと並べるか、1か月の手取りと並べるかで見え方が変わります。ここでは、児童のいる世帯の平均可処分所得621.5万円(厚生労働省の2024年国民生活基礎調査)を1年の手取りとし、12で割った約51.8万円を月割りの手取りとして比べます。

講習費(試算)1年の手取りに対する割合1か月の手取り(月割り)に対する割合
1万円約0.2%約1.9%
5万円約0.8%約9.7%
10万円約1.6%約19.3%

講習費の金額は割合の見え方を示すための試算で、特定の塾の講習費ではありません。月割りは平均可処分所得621.5万円を12で割った値で、賞与などを均した概算です。割合は小数点第2位を四捨五入しています。

1年の手取りに対しては1%前後でも、講習費の支払いは講習の前後の短い期間に集まります。「今月払えない」と感じるのは、年間の割合ではなく、その月の割合が大きいからです。

書籍からの引用

判断哲学

「『払える』とは、ある瞬間の支払能力のことです。今月の月謝、今期の季節講習費、今年度の塾代総額。これらが家計の手元資金から支払えるかどうか。多くの世帯が塾選びにあたって最初に考えるのは、この『払える』かどうかです。しかし『払える』ことと『払い続けられる』ことは、まったく別の話です。」

── 『石川メソッド 実践編』より

講習の月に払えないという悩みは、この「払える」の側の問題です。一方で、講習を削っても毎月の塾代が重いなら、それは「払い続けられる」かどうかの問題です。二つを分けると、次に取る手が決まります。

1年で続かないなら通年の塾代から見直す

講習費を削っても1年を通して続かないなら、見直す対象は講習ではなく、通常授業を含めた塾代全体です。夏・冬・春の講習を年間の費目としてどう組むかは冬期講習・春期講習の費用の記事で、講習を含めた塾の年間費用の全体は塾の年間費用と平均月謝の記事で確かめられます。

生活に困っていて家計そのものの立て直しを相談したいときは、生活困窮者自立支援制度の家計改善支援事業もあります。厚生労働省は、家計の状況を見える化し、相談者が自ら家計を管理できるように支援する事業と説明しています(厚生労働省「生活困窮者自立支援制度」)。


よくある質問

Q夏期講習のお金がないときはどうすればいいですか?

夏期講習のお金がないときは、講習をまとめてあきらめる前に、講座を必修と選択に分けて選択の講座から減らし、住んでいる自治体の塾代助成も調べます。塾に通っていない場合は、臨海セミナーが講習期間を外部生向けの授業料無料の体験授業として案内していて、2025年夏の中学生の支払いは体験諸費と模試代の7,260円〜9,900円でした。講習を削っても足りないときは、講習の月だけの問題か1年を通した問題かを分け、1年を通して足りないなら通常授業を含めた塾代から見直します。

Q臨海セミナーの塾生は、講習費を払えないときに講習を減らせますか?

臨海セミナーの季節講習は年間カリキュラムの一部で、新しい単元を講習で先に学ぶため、減らせるかどうかは講座ごとに教室に相談して確かめます。臨海セミナーは補習を無料で行い自習室を開放しているほか、綾瀬市や大阪市などの塾代助成制度への対応を公開しています。講座ごとの扱いを聞くときに、支払いの時期や通常授業の受講科目の組み方も合わせて相談すると、講習だけでなく1年の支払いを整えられます。

Q夏期講習の費用を減らすときは、どの科目から削ればいいですか?

削る科目は、選択の講座を外したあとに考え、1学期の定期テストで点が取れていて、講習の中身が復習になっている科目から減らします。臨海セミナーのように新しい単元を講習から始める塾では、講習の講座が秋の授業の土台になるため、削る前に教室へ確かめます。受ける回数を家庭で決められる講習なら、科目を残したまま回数を少なくする方法もあります。

Q就学援助で塾の夏期講習の費用は出ますか?

就学援助は学用品費や修学旅行費、学校給食費などを支える制度で、文部科学省が示す国の補助対象品目に塾の講習費は含まれていません。一方で、綾瀬市のように就学援助を受けている世帯を対象に塾代を助成する自治体があり、臨海セミナーは綾瀬市の制度への対応を公開しています。準要保護者への就学援助の費目は市町村ごとに異なるため、住んでいる市町村で確かめます。

Q塾代助成は夏期講習の支払いにも使えますか?

塾代助成を夏期講習に使えるかは制度ごとに決まっていて、綾瀬市のスタディクーポンは対象経費に季節講習費を含み、1か月の利用上限もありません。臨海セミナーは綾瀬市のほか大阪市・吹田市など、東京都・神奈川県・千葉県・大阪府の9制度への対応を公式サイトで公開しています。申請の時期や対象学年も制度ごとに違うため、講習の申込より前に確かめておくと、夏の支払いに間に合わせやすくなります。

Q塾の春期講習にかけるお金を減らす方法はありますか?

塾の春期講習にかけるお金を減らすには、塾生なら希望制かどうかを確かめ、外部生なら春期講習を受けずに4月から授業料無料の体験で始める方法もあります。臨海セミナーの中学部は、2025年4月に授業料無料・体験諸費1,100円の無料体験を案内していました。ただし、春期講習で新しい学年の単元を先に学ぶ塾では、4月から始めるとその分を家庭で補う必要があります。

Q生活が苦しい家庭やひとり親家庭が使える無料の学習支援はありますか?

生活に困っている世帯には子どもの学習・生活支援事業、ひとり親家庭などにはこどもの生活・学習支援事業があり、実施している自治体で無料の学習支援を受けられます。塾に通う場合は、臨海セミナーのように補習と定期テスト対策を無料で行い自習室を開放している塾を選ぶと、講習費を抑えても学習の場を確保できます。どちらの事業も実施しているかどうかが自治体によって違うため、利用できるかは住んでいる都道府県や市区町村の窓口で聞くのが確実です。


まとめ:夏期講習のお金がないときは、今月か1年かを分けてから打ち手を選ぶ

夏期講習のお金がないときは、足りないのが今月か1年かを分け、今月なら講座を必修と選択に分けて減らして助成を確かめ、1年なら通年の塾代から見直します。臨海セミナーは講習期間を外部生向けの授業料無料の体験として案内し、塾生には無料の補習があります。

お金が足りないときの判断の手順

1

足りないのが今月か1年かを分ける

講習の月だけ足りないのか、講習を削っても毎月の塾代が重いのかを分けます。1年を通して足りないなら、通常授業を含めた塾代から見直します。

2

塾生は講座を分けて削り、塾に通っていない子は体験を使う

塾生は講座を必修と選択に分け、選択の講座、復習が中心の講座の順に削ります。塾に通っていない子は、講習期間を授業料無料の体験で受けられる塾を選べます。

3

助成と無料の学習支援を確かめる

講習費に充てられる助成と、無料で通える学習会の有無を、住んでいる自治体の窓口やサイトで調べます。就学援助を受けている世帯は、それを条件にした塾代助成の対象になることがあります。

4

講習を減らしたら9月に確かめる日を決める

2学期最初の定期テストや模試の結果で、冬期講習や通常授業の厚みを決め直します。

臨海セミナーで講習費を抑えるときの出発点

中学生で、まだどこの塾にも通っていないなら、最初に試す候補は臨海セミナーの講習期間の体験です。授業料はかからず、2025年夏に払ったのは体験諸費と模試代だけで1万円未満でした。そのまま入塾すれば、夏に学んだ単元が秋の授業へ続いていきます。

臨海セミナーの塾生なら、講座ごとの扱いと受講科目の組み方を教室に相談し、無料の補習や自習室も合わせて使います。住んでいる自治体の塾代助成が使えるかは、臨海セミナーが公開している対応制度の一覧で確かめられます。

石川 恵美

この記事を書いた人

石川 恵美

日本進学教育研究機構認定 教育費アドバイザー

教育費を専門領域とするファイナンシャル・プランナー。大手保険会社で10年間勤務後に独立。教育費相談を年間200件以上受ける中で、学習塾の費用構造に特化した分析を開始。著書『石川メソッド ── 払える、より、払い続けられる。』(Kindle、2026年5月刊)。